ワクワクメールアプリ
出会い系公式アプリで知り合ったレイちゃんは最初はなかなか心を開いてくれなかった。
両親が早くに亡くなり祖父母に育てられたレイちゃんだが、10代20代とそんな祖父母の介護に時間を費やしており、男性はおろか他人と会話したこともほぼなかったそうだ。そんな祖父母も最近連れ添うように亡くなり、保険金や資産もあってお金の心配はないものの、一人で生きていくのも不安があってこうして出会い系アプリを始めたと言うことだった。
事情と理由は分かったが、よりによって出会い系と言うのもまた極端だ。単に友達を作るだけだったら他にもっと健全な方法があるだろうに。
「出会い系公式アプリと言うことだったので、公式と言うからには安全なのかなって」
そりゃまあ得体の知れない地下掲示板のような類よりは安全ではあろうが、誰でも登録できる出会い系アプリにはセックスにしか興味のない男もたくさんいる。勇気を出して初めて会ったのが僕のような健全な人間(自分で言う)だったのはレイちゃんにとってはラッキーだっただろう。
「なんか、いろいろとどう接すればいいのかわからなくて」
祖父母以外とはほぼ言葉を交わしたことが無いと言うレイちゃんは接し方に戸惑っているようだった。僕も普段は出会い系非公式アプリでマッチングされたセフレ相手に「ほーれほれほれ、チンコの刑じゃあ!」とパンツおろしているような人間ではあるが、そんな純粋培養された女の子にやってはいけないことだとはわかっている。ただ、世間に擦れていない分だけ少女のような可愛げも残っているし、レイちゃん相手だったら僕が世間の先生代わりにあちこちに連れて行ってあげて彼女が大人になるまでは付き合ってあげてもいいかなと思っていた。
こうして、半年後には交際を重ねてお互いに打ち解け合い、レイちゃんも就職を見つけてすっかりとオトナの女になっていた。男性を知らなかったレイちゃんの初体験の相手になったのも僕だ。これで、もう僕の役割は済んだと言える。だが一つだけ懸念があるとすれば・・・
「ほーれほれほれ、マンコの刑じゃあ!」とパンツ脱いで迫ってくるレイちゃんを見ながら、僕の教育が間違っていたのかなあ、と思う次第である。
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